“ぶくぶくうがい”と“がらがらうがい”の違いについて

口のうがいとのどのうがいの役割があります

うがい、と聞くとみなさんはどのようなうがいのやり方を思い浮かべますでしょうか。多くの方がのどをゆすぐ「がらがらうがい」を連想されたと思います。がらがらうがいは文字通りがらがらと音を立てながら水やぬるま湯でのどの入り口周辺をゆすぐ方法です。がらがらうがいには風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌から身体を守る役割があります。それに対して「ぶくぶくうがい」は口の中を水やぬるま湯でゆすぐ方法です。ぶくぶくうがいは口の中を綺麗にする、歯周病を予防するなどの役割のほか、口をゆすぐときに頬やあごの周りの筋肉を動かすことによって食べ物や飲み物を飲み込む嚥下機能や食べ物をかみくだくそしゃく機能を強化する役割もあります。

仕上げのぶくぶくうがいは歯周病予防に効果を期待できます

歯周病は口の中にひそんでいるカビ菌や細菌類によってひきおこされる病気です。歯周病菌は特に歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットの溝にひそんでおり、歯周ポケットに溜まったプラーク(歯垢)やプラークが固まってできた歯石の下で生息しています。歯周ポケットの溝の中にあるプラークを除去せずに放置していると歯周病菌が増殖してしまい、歯周病をひきおこしやすくなります。このため、歯周病を防ぐにはふだんの歯磨きでかならず歯周ポケットの溝の中も磨くことが大切です。歯周ポケットの溝を磨く際には歯ブラシの毛先を歯に対して斜め45度の角度で当てると溝の中に毛先が入りやすくなり、中の汚れを取り除きやすくなります。また、歯磨きをしたときには最後の仕上げとして水かぬるま湯を口にふくんでぶくぶくうがいを行うことで歯周ポケットや磨き残した部分の汚れを落としやすくなり、歯周病予防に効果を期待できます。さらに、歯周病を効果的に予防するには歯磨きを使ったブラッシングとぶくぶくうがいに加えてデンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具を合わせて活用することで磨きにくい歯と歯のすき間に溜まった歯垢や食べかすを落としやすくなります。

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口やのどの筋肉を強化するのにも役立ちます

ぶくぶくうがいは口の中を綺麗にすること以外にも、口やのどの筋肉を強化する役割も持っています。水やぬるま湯を口にふくんでぶくぶくとうがいをするだけでほおやあごの筋肉を使うため、自然と口やのど周辺の筋肉が強化されていくのです。かむ力や飲み込む力が弱まっている方は毎日ぶくぶくうがいをしてそしゃく機能と嚥下機能を高めるようにしましょう。

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