歯ぎしりのメカニズム

そもそも「歯ぎしり」って何?

歯ぎしりとは、特に意識せず無意識の状態で歯と歯を強くかみしめてしまったり、歯をすり合わせてしまう現象を指します。歯ぎしりは大きく分類すると3種類のタイプがあります。1つ目はグランディングタイプの歯ぎしりで「ギュリギュリ」ときしむような音をさせながら歯と歯をこすり合わせてしまうタイプ、2つ目はクレンチングタイプの歯ぎしりでこちらは歯と歯をグッと強くかみしめてしまうタイプ、そして3つ目の歯ぎしりはタッピングタイプで上下の歯と歯をカチカチと音を鳴らしながらかみ合わせてしまうタイプ、というように3つの種類の歯ぎしりが存在しています。これらの歯ぎしりはいずれの場合も継続的に強い力を歯やあごの骨に加えてしまっているため、歯ぎしりが原因で歯がひび割れたり、あごの骨に負担がかかって顎関節症をひきおこすことも珍しくありません。

歯ぎしりをひきおこす原因

歯ぎしりをひきおこす原因はさまざまあります。代表的な原因としてはかみ合わせの悪さによってひきおこされる歯ぎしりです。かみ合わせの乱れている方は歯並びが乱れていることによってかみ合わせの乱れがひきおこされているケースが多く、歯並びの乱れを放置しているといつの間にか歯ぎしりのクセがついてしまっていることがあります。また、虫歯や歯周病などが原因で歯を失ってしまった方は歯が抜けた部分をそのまま放置していると前後の歯をはじめとして全体の歯並びが乱れてきてしまい、かみ合わせが乱れて歯ぎしりをひきおこすケースも見受けられます。さらに、虫歯の痛みや歯周病から来る歯の痛みのため、どちらか片方のあごだけを使って食べ物をかんでいたり、痛みがない箇所だけを使って食事をするなどアンバランスな歯の使い方をしていると歯並びがじょじょに乱れ、次第にかみ合わせが乱れてきて歯ぎしりの原因となることがあります。

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ストレスのない生活を心がけることが大切

歯ぎしりはさまざまな原因によってひきおこされるため、歯ぎしりのクセを矯正するのはなかなか困難です。しかし、歯科医師と根気強く連携を取り、症状に合わせてマウスピースを処方したり歯列矯正を行う、虫歯や歯周病があれば治す、などの対処を行うことで歯ぎしりのクセを直すことも可能です。また、歯ぎしりは精神的なストレスがかかっている状態のときにも無意識に行いがちです。普段の生活ではできるだけストレスを発散し、あまり物事を深く考え込まないようにしてリラックスした生活を心がけましょう。

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